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インタビュー

学生だけで運営する『ダイガク.TV』の現代表に聞く、”最高の楽しさを求める”ということ

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学生だけで運営しているインターネットテレビ局、『ダイガク.TV』。
映像を使って高校生へ「偏差値だけではない大学選び」を、大学生へ「大学生活を考えるきっかけ」をコンセプトとしており、「大学生のリアル」を伝える彼らに、活動への想いを聞いてきました!

お話をしてくれたのは日本大学2年の大塚一真さん。
大学1年時、検索サイトで偶然見つけたダイガク.TVに入り、多くの映像制作班を取りまとめ、現在代表を務める彼は“最高の「楽しさ」を求める”アツい若者でした!

 

未来の大学生活を楽しんでほしい

高校生に対しては、「偏差値だけではない大学選び」を発信しています。
受験戦争の中ではどうしても偏差値に重きが置かれてしまうと思うんですけど、大学の面白さってそれだけではないと思っているので。

大学という場所は、それまでの義務教育のような「教育されるために行く」ところではなく「行きたいから行く」という、自分のやりたいことをしに行く場所だと考えています。その意味で偏差値だけではなく、各大学の勉強や教授から大学を選ぶことができれば、もっと大学生活が楽しくなるんじゃないかと思うんです。
「入ってみたものの大学生活が楽しくない」という大学でのミスマッチを解決したいんです。

 

今の大学生活を楽しんでほしい

大学生に対しては、「大学生活を考えるきっかけ」を提供しています。
今大学生でいる人たちは、今さら大学を変えることできないじゃないですか。それなら、動画をきっかけに学内や学外での面白いことにも目をむけてもらい、「それに自分たちも関われるんだよ」と伝えることで、新しい道を提示する。
ダイガク.TVっていう団体名からどうしても『映像』という面が目立ちがちなんですけど、最終目的は映像をつくることではなく、観た人が「やってみたいな」という思いや好奇心を何かにぶつける、その手段を提示するところにあるんですよ。

 

きっかけは、授業を全てさぼったこと

まだ1年生の時に、全授業を寝てすっぽかし起きたら18時っていう日があったんです(笑)「このまま1日終わったとしたら、授業に行かずにただ寝ちゃった1日じゃん」って思って。
だったら何でもいいから何かやってやろうっていう気持ちから、前々からやりたかったインカレサークルを探そうと思い立ったんですね。そうしてネット検索して、自分の基準に照らしてあたったものがここでした。だから本当に偶然が積み重なってましたね(笑)

 

『審楽眼』を信じて

自分は、「楽しいと思えるかどうか」という軸をとても大切にしています。やる気って、やる前からは絶対出ないじゃないですか。だから、まずやってみる。そしてそれが楽しかったらやる。この感情が自分にとっての一番の基準だと思います。審美眼ならぬ、審楽眼ですかね。笑

なので「代表って大変だよね」とかよく言われるんですけど、やっぱり楽しいんですよ。ずっと自分の「楽しい」を追求してきていきついたのがダイガク.TVの代表なので、やっぱりとても楽しいです。

「やりたいことが見つけられない」という学生の声を聞くこともあるんですけど、俺が伝えられることがあるとすれば、難しく考えないことですかね。今世の中難しくて面倒くさいことだらけですけど、その中でそれに埋もれて楽しさを失ってしまうのはつまらないですよ。自分の中のリトル大塚に話しかけて、楽しそうであればやってしまう。その上で、今は楽しいと思えなくとも将来の自分が楽しくなるために必要なものも選んでいければいいと思います。

シンプルに、「楽しいか否か」「YESかNOか」をひたすら自分に問いかけることですね。大学生の俺が言うのもどうかって話なんですけど。

取材していると感じるんですけど、実は今の大学生って自分のやっていることのすごさに気づいていない人が多いんですよ。取り組んでいることはすごくて誇るべきことなのに、自分がいつもやっているからこそそれに気づけない。これってすごくもったいないので、心から楽しいと思ってほしいし、自分は意外にもすごいことやっているんだってことに気づいてほしいですね。俺はそのために居ますし(笑)

 

自分の団体を五輪の色で例えると

赤です!

1つにはダイガク.TVのみんなの熱量をこめて。もう1つには、赤ってすごく人をひきつける色だと思うんですよ。皆をひきつける、太陽のようなメディアでありたいです。
東京オリンピックの2020年にも、団体は続いていてほしいです。伝える手段は映像でなく変わっていてもいいので、ダイガク.TVとしてやりたいこと、やるべきことっていうのは変わらないで残っていてほしい。そして、自分は一緒にやった人たちと「俺たちあそこにいたんだな」ってお酒飲み交わしながら話せれば最高ですね。

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ライター名:AYAKA