• インフラ
  • 五輪

インフラ

【日本を支える交通網 vol.2】これ一枚でどこでもスイスイ!?あなたのICカード全国で使えます!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今年の夏休みに北海道の祖父母の家に遊びに行った時のお話。 最寄りの小樽駅に着いて改札に向かう途中に何気なく広告を見たらICカードのことがチラホラと。

そういえば大阪はICOCAだけど北海道はなんなんだろ~って思ってよく見たらそこに書いてあった名前は

 

“KITACA ”

 

KITACA…キタカ…北カ…北か…北か…?!

ICOCAよりジワジワくる!!!超面白い!!!

これは全国のICカードの名前が気になる!ってことで!

 

今回は全国で相互利用できるのICカードに限定してご紹介したいと思います!

 

■JR北海道

kitaca

 

ICカード名:Kitaca

2008年に導入。Kitacaの由来は『JR北(キタ)海道のICカード』に由来してKitacaとなった。 Kitacaのイメージキャラクターは北海道に生息しているエゾモモンガをモデルとしたキタキャとなっている。 北海道の55駅で使用できる。

■JR東日本

suica

 

ICカード名:Suica

2001年に導入。Suicaの由来は『SuperUrbanIntelligentCArd』と『スイスイいけるカード』 と『西瓜(すいか)』を掛けてSuicaとなった。

 

カードに緑色が入っているのは親しみを込めてスイカをイメージしたそう。 イメージキャラクターのペンギンはアデリーペンギンをモデルとしていて南極から東京に来た設定になっている。名前はこれといって命名していない。東日本の758の駅で使用できる。

■中京圏

manaca

 

ICカード名:manaca 2011年に導入。manacaの由来は『日本の真ん中』にある中京圏の公共交通機関が協力したことから『日本の真ん中を繋ぎ、暮らしの真ん中をつなぐICカード』とされている。イメージキャラクターは丸くて黄色いキャラクターだが名前はつけられていない。

■JR東海

toica1

 

ICカード名:toICa 2006年に導入。toICaの名前の由来は『tokai Ic CArd(東海ICカード)』の頭文字からきている。イメージキャラクターは大小2羽のひよこで名前はついていない。2010年に桑名駅のJR社員がtoICaなどのICカードを使い他社線に不正で乗車していたことがわかり関係した職員は処分された。

■JR西日本

icoca

 

ICカード名:ICOCA 2003年に導入。ICOCAの由来は『IC Operating CArd』のかしら文字をとっているが関西地方の『行こか』という方言も親しみを込めて掛けれている。イメージキャラクターはカモノハシをモデルにしたカモノハシのイコちゃんとなっている。JR西日本のイメージモデルをしている仲間由紀恵と共演することが多い。2013年からJR四国でも導入された。

■関西圏

pitapa

 

ICカード名:PiTaPa 2004年に導入。PiTaPaの由来は『PostpayIC for Touch and Pay』の略となっている。2013年の全国相互サービスを開始した時共通カードで唯一イメージキャラクターが決まっていなかったがPiTaPa導入10周年である2014年にぴたまるという忍者キャラクターが設定された。PiTaPaはICカードでは世界初の後払い機能がついていてクレジットカードにも分類される。

■JR九州

sugoca

 

2009年に導入。SUGOCAの由来は『Smart Urban Going Card』の略と『凄い』を意味する肥筑方言である『凄か』にかけた名称ともなっている。イメージキャラクターはニューヨーク在住のイラストレーターであるロドニー・アラン・グリーンブラットの描いたカエルくんと時計くんの組み合わせを採用している。

■西日本鉄道

nimoca

 

ICカード名:Nimoca 2008年に導入。Nimocaの由来は『Nice Money Card』の略で『バスにも、電車にも、買い物にも、いろいろ使えるオールラウンドのカード』という意味も込められている。NiはNishitetsuのNiもかけている。イメージキャラクターはフェレットで名前はつけられていない。西日本鉄道の小会社である株式会社ニモカがカードを発行している。九州のICカードは最も発行枚数が多い。

■福岡市交通局

hayakakenn

 

ICカード名:はやかけん 2009年に導入。はやかけんの由来は『はやくてやさしくて(環境や人に)かいてきなけんという意味と『速いから』という意味の博多弁『速かけん』にかけた名称ともなっている。はやかけん自体のイメージキャラクターは設定されておらずはやかけんという言葉の横に福岡市地下鉄のキャラクターであるちかまるのイラストがデザインされている。全日空のANAはANAマイレージクラブ会員を対象に2009年からマイルからはやかけんポイントを交換できる『ANAはやかけん』を発行した。
これら10種類のICカードは2013年の3月から全国で相互利用が可能になった。しかしICOCAエリアの米原からTOICAエリアの関ヶ原などエリアをまたいで使用することはできない。エリアをまたいで使用できるのは首都圏のSuicaエリアとPASMOエリア及び九州のSUGOCAエリアとはやかけんエリアの一部エリアのみとなっている。
ic
全部のICカードの名前の後ろにはCAがついてるものだと思ってたのにはやかけんとかもはやCAを無視していたり『すごか』や『いこか』等の地域ごとの方言にも名前をかけていたり…   いや~ICカード深い!面白い! 自分が持っているICカードを持って旅行先でチャージして使えるのもとっても便利で快適!秋の行楽シーズンICカードを持って紅葉を電車で見に行ってはいかがでしょうか?♪

 

【日本を支える交通網 vol.1】進む国際化、オリンピックに向けた日本の空港事情

http://japanese-team.jp/archives/1562

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ライター名:齊藤 志奈 TOKYO+