インタビュー

羽生結弦GPファイナルへの決意!!GPシリーズ最終戦・NHK杯強行出場

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

羽生選手は今月8日GPシリーズ第3戦・中国杯のフリープリグラム直前練習にて閻涵(えん・かん)選手と衝突し負傷、帰国後の検査で頭部や下あごの挫創など5カ所の怪我を負った。

しかし、羽生選手は28日開幕のGPシリーズ最終戦NHK杯への出場している。

欠場を考えるべき状況

羽生2

 

あの衝突での怪我からわずか20日、怪我は完全に治ってはおらず、本調子ではないことも羽生選手自身も自覚していた。しかし、それでも羽生選手が出場を決意するには大きな理由があった。GPファイナルの存在だ。フィギアスケート選手のシーズンの中で最も重視する大会、それがGPファイナルである。中国杯で衝突後応急処置を受け強行出場したのも、GPファイナルに出場したいという強い意志からであったという。

不安点はケガの状態とスタミナ

羽生選手は27日午前の公式練習には姿を見せなかった。午後の公式練習には姿を現し調整を行ったが、ポイントとなる4回転ジャンプは回転不足や、着氷の乱れから、万全な状態ではないことは明らかであった。

羽生選手自身も「もちろん万全ではないです。体力もしっかり落ちちゃってます。」とスタミナ面の不安を口にしていた。

ショートプログラム 5位

 

羽生選手が滑走したのは、最終11番目。日本中の視線が集まる中演技が始まった。GPファイナル出場を意識する羽生選手は今できる最大限の演技を行うために、演技構成の難易度を下げて挑んだ。ジャンプは4回転トーループの高さ不足からの転倒と、コンビネーションジャンプにて手をついてしまったが、78.01で5位につけた。

演技構成の難易度を下げてまでGPファイナルにかける想いは、観ているこっちにも伝わっくるものであった。

GPファイナル出場のためには

羽生選手が自力でGPファイナルに出場する為には、NHK杯で表彰台に上る必要がある。SP5位と羽生選手は若干出遅れてしまった。しかし、本人はかなり前向きにとらえている。フリープログラムは点数を稼ぎやすい点と、演技の難易度を落としたといえども、五輪の時と同じ内容であるという点を自分の自信につなげて、必ずともGPファイナルへの出場権を手に入れるであろう。

注目の男子シングル・フリーは本日29日19時30分からNHK総合にて放送!!

日本のプリンスの底力に注目だ!!

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ライター名:加藤 渉 TOKYO+