- 地域活性
イベント
ちいきコン2017 団体と企業をつなぐ架け橋に
10月29日、昨年に引き続き2回目となる
「ちいきコン」が開催されました。
ちいきコンとは…?
若者法人Japanese TEAMの支援事業の一環である「ちいきコン」は、
地域活性に取り組む全国の若者が一堂に会し、
事業性やアイデア、社会貢献度を競い合う全国地域活性団体コンテストです。
ちいきコンの最も大きな特徴は
リアルファンディング制度を取り入れていること。
ウェブ上で資金の出資や協力を募るクラウドファンディングとは違い、
リアルファンディングはその場で資金の援助ができる仕組みになっています。
応援したい!と思った団体に、メッセージとともに投票するだけで、
審査員だけでなく、一般の観覧者も支援することができます。
また、今回審査員として
東洋大学社会学部教授 青木辰司 様、
一般社団法人あおつな創出プロジェクトの代表理事 神直文 様、
株式会社クリックネット代表取締役 丸山剛 様
の3名をお招きしました。
参加団体紹介
では、ここから
「ちいきコン2017」の参加団体5団体をご紹介します!
1.株式会社 CARAVAN JAPAN(東京)
「グローカルの場をここCARAVANから」。
株式会社 CARAVAN JAPANは
「グローカルと多様化した場所」をキーワードに
伊豆大島の再活性化活動をしています。
CARAVAN JAPANのみなさんは
他団体と情報やノウハウを共有することを目的にちいきコンに参加してくれました。
「自分たちがうまくいっていることを提供したり
他団体がうまくいっていることを吸収できるだろうと思っています。」
と話していました。
http://chikilab.com/membership-news/caravan-japan/
2.名古屋わかもの会議(愛知県)
名古屋わかもの会議は
「愛知・名古屋をわかものから盛り上げる」をコンセプトに活動する
高校生・大学生を中心とした13名の団体です。
地域の魅力や課題を知り、社会に当事者意識の持てる人創り・場創りをすることを目的に活動しています。
そんな名古屋わかもの会議の皆さんは
活動発表をする場やつながりを求めてちいきコンに参加してくれました。
創設者である水野さんは、
「ちょうど3代目に代替わりすることもあり、
ここからどんどん新しい展開や、新しく変わっていくのが楽しみです!」
と団体の未来に目を向けていました。
http://chikilab.com/membership-news/nagoya-wakamonokaigi/
3.Sukable(神奈川県)
『横須賀を盛り上げる』を理想に掲げ、
想いを持つ若者が、自分がやりたいことを実現できる環境を
横須賀に整えるために活動しています。
Sukableはこのちいきコンを
今までの活動を振り返る機会にしたかったとのこと。
「横須賀には起業している方やコスプレをしている方など
いろんな人がいるので「何かしたい」と思ったらぜひ横須賀に!」
と、横須賀の多様性を伝えてくれました。
http://chikilab.com/membership-news/sukable/
4.学生団体cocokara
学生団体cocokaraは
香川県で唯一、大学を横断した学生団体です。
地域活性化活動と対話の場創りを通して地域で動くことができる若者の人材育成を目標にし、
コミュニティハウス、「地域の家ココカラハウス」を拠点に活動しています。
活動内容や香川県のことを知ってもらいたい、
メンバーのプレゼンテーションの経験にもしたい、
とちいきコンをフル活用してくれました。
そんなcocokaraのみなさんによる香川県PRです!
「うどん!うどん!うどん!安くておいしいうどん!天ぷらとうどんで300円!」
http://chikilab.com/membership-news/cocokara/
5.cafe sowers(山梨県)
cafe sowersの活動目的は、
「カフェを通じて人と人を夢と夢を繋げることで、
都留市というこの小さな地から世界というこの大きな地に
笑顔と幸せの種を撒いていく」こと。
空き家を自分たちの手でリノベーションし、
山梨県都留市に学生だけでカフェを創り、運営しています。
学生団体や地方創生活動をしてる人が集まる場を求めていたときに
ちいきコンを見つけ、参加してくれました。
「いろんな団体の発表をきいて
大学生だけでなく、社会人や高校生も大学生と一緒に活動していてびっくりしました。
どうやってメンバーの幅を広げたのか不思議でした。」
と、話してくれたcafé sowersのみなさん。
新たな発見があったようでした。
http://chikilab.com/membership-news/cafe-sowers/
観覧者の声も…
各参加団体のプレゼンテーションを聞き、
投票権がある一般観覧者にもお話を伺いました。
「若者の可能性を知りたいという気持ちと
娘に大学生がいろいろな活動をしていることを知ってほしいため」
という理由で参加してくれた親子や、
地域創生に興味を持ったことをきっかけにちいきコンを知り、
参加してくれた学生などがいました。
「それぞれの団体にそれぞれの地方の特性に合わせた特徴があって、
個性のある活動をしていて面白かったです。」という感想もいただきました。
気になる結果発表!!!
以上の5団体から
審査員特別賞に選ばれたのは…
「学生団体cocokara」のみなさま!
おめでとうございます。
「聞いてくれる方もあたたかかったです。
審査員賞をとれたことが周りの方への恩返しになったと思います。」
と、喜びを語ってくれました。
そして…栄えある第2回ちいきコングランプリは…
「cafe sowers」のみなさま!!おめでとうございます!
「都留市で活動していくとい状況では難しいこともたくさんあると思います。
でも、都留市でできたらほかのところではもっとできると思うので、
まずは自分たちが頑張っていきたいです。」
と、地域活性化の可能性を感じるコメントをいただきました。
来年もお楽しみに
無事終えることができた ちいきコン2017 。
地域活性と一言でも方法は多様で
どの団体にとっても相互に学び・刺激になる空間だったと思います。
来年も開催を予定しております。
今回参加していただいた方々もそうでない方も
「ちいきコン2018」でお会いできるのを楽しみにしております。
ありがとうございました。
ライター名:Maho Tomita