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【夏?冬?どっち?】オリンピック・パラリンピックが「夏」と「冬」に分かれた真実とは?!
今!スポーツはお祭り騒ぎ!
4年に一度の世界的なお祭り、「FIFAワールドカップ2014」が幕を閉じ、筆者が愛して止まないバレーボールの祭典――――『ワールドグランドチャンピオン2014』(略称グラチャン)が、開催されました(8月20日~8月24日)。そこで、女子バレーボール日本女子チームは、銀メダルを獲得。現在開催中のアジア大会でも、同チームは熱い戦いを繰り広げているところ。今後も注目していきたい。
そして、2年後は――――2016年リオデジャネイロで「第31回夏季オリンピック」と「第15回夏季パラリンピック」が開催されます!!!!!
わぁ、楽しみ!!!!!
きゃー、楽しみ!!!!!
んん?
・・・“夏季”?
そういえば、オリンピックもパラリンピックも、「夏季」と「冬季」に分かれていますよね・・・。
夏!とか、冬!とか、「四季」がある国って、世界でも日本のように、温帯の地域だけ・・・。「年中、夏!」という国もあれば、「年中、冬!」という国も・・・。
(オーストラリアには、サーフィンをするサンタクロースがいるように、日本は北半球ですが、南半球の国の方々からしたら、夏と冬は逆・・・。あれれ??)
う~~~ん・・・とても不思議ですね。
しかも!!
以前、オリンピック・パラリンピックは、「夏季」と「冬季」を同じ年に行っていたと聞いたことがあります。
――【ちょこっとくわしく】―――
Wikipedia様によると、夏季と冬季がわかれたのは第17回大会から!1992年の第16回までは、同年開催。「第17回」から、冬季オリンピックが、夏季オリンピックの中間年に開催されるようになったとのこと。第17回冬季「リレハンメル(ノルウェー)オリンピック」を1994年に。第17回夏季「アトランタ(アメリカ)オリンピック」を1996年に開催したようです。パラリンピックも、冬季は、第6回「リレハンメルオリンピック」から、夏季は第10回「アトランタオリンピック」から開催しています。へぇ~!
――――――――――――――――
むむ?
むむむ?
では、なぜ「夏季」と「冬季」にわかれたのでしょうか・・・。
いやはや、これは素朴な疑問ですね!!!気になる!!!
そもそも、夏季と冬季の違いは?
「そりゃ、スポーツの違いっしょ」って、私は突っ込みましたが、調べてみると、いくつか違いが浮上してきました。(わたしの大好きなWikipedia様と、NAVERまとめ様から、引用させていただきます)
そこで、気になったのが、競技種目の数!
2014年現在、最近開催されたオリンピック・パラリンピックの競技数をあわせると・・・?
「夏季」は、46競技!(26競技+20競技)
「冬季」は、12競技!(7競技+5競技)
Oh・・・もうすでに大幅な違いが・・・。
ということは、視聴率も、注目度も「夏季オリンピック」の方が高いということでしょうか。
ん~、でもでも!!!!!
『浅田真央VSキム・ヨナ』なんて言われたら、「あぁ、なんちゃらスケートの・・・え~っと・・・うん・・・」と、少しも見ていない人もわかるような気がします。
「夏季」は、競技数が多いため、「冬季」より、選手名を覚えることが大変そうですね・・・。
夏季と冬季がわかれた真実とは?
オリンピック・パラリンピックの「夏季」と「冬季」の大きな違い。
それは、『経済効果』と『負担費用の分散』――――。
どんがらがっしゃ――――――ん。(夢が崩れる音)
うぅ・・・急に現実に引き戻されましたね・・・。なにもかもお金なのでしょうか・・・(泣)
よし、現実をしかとみつめましょう!!!
まず、『経済効果』。「夏季」の有利な点として、『大会後、使用した施設を持続して経済効果を望める』、『平地のみで開催可能なため、雪や山が必要ない』という2点があげられるそうです。つまり、“「夏季」大会に使用した体育館やグラウンド、プール等は、その後も『使用できる機会』に恵まれている”ということ。(需要があるということですね。)しかし、“「冬季」大会は、開催時、スキーやクロスカントリー等、『雪や山がないと開催が困難』だったり、『施設の維持、管理が大変』である”ということがあります。
次に、『負担費用の分散』。これは、文字通りNOCオリンピック委員会が、「夏季」と「冬季」を分散することで、1度に負担しなければならなかった経費を、『「夏季」開催なら「夏季」の分だけ』と負担を軽減できるからです。
2年に1度のオリンピック・パラリンピック
「夏季」と「冬季」、競技数や経済等の視点から、いくつか理由があがりました。
(調べてみると、この限りではなく、さらに、いろんな視点からみてみると、もっともっと違いや格差があるようです。)しかし、私は、出場選手では、ありません。オリンピック・パラリンピックを“魅せる”側と“観る”側の両方の視点からみたとしても、“4年に一度”スポーツの祭典があるより、“2年に一度”お祭り騒ぎができた方が、多くの人が楽しめるのではないでしょうか――――。
これから、少しでも多くの「国」、「人」が盛り上がれるような、『世界が笑顔に包まれる“何か”』が、さらに増えてくれることを祈るばかりです。
画像引用元
ライター名:森田沙也加 TOKYO+