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インタビュー
時代は【縁側女子】都内のオススメ縁側も!話題の【縁側ナビゲーター】成瀬夏実インタビュー
今回取材してきたのは昨年7月からスタートした
を運営する成瀬夏実さん。”縁側”ナビゲーターとして注目される彼女だが、実は東京で育ち。縁側のある家で育ったわけではないんだそう。そんな彼女が縁側にハマったきっかけは?
「古民家がもともと好きだったんだけど、あるとき友達に見せられた古民家がなんだか自分の好きな”古民家”とは違うと思って。そのとき気付いたのが、自分が好きな古民家には”縁側”があるってことでした」
なるほど。古民家の定義としての縁側だったんですね。
「古民家をを紹介するサイトはたくさんあったけど、内部があまりのっていなかったり、何より”縁側”に重点が置かれていなくて。”この家に行ってみたい!”と思えるサイトがなかったんです。で、それなら自分で作ろうと。思いついて1週間で行動し始めました」
これこそ成瀬さんが縁側に注目してから、縁側なびをつくるまで。にしても思い立ったら即行動!尊敬します。
縁側ナビゲーターにとっての縁側とは
ところでみなさんは”縁側体験”がありますか?今の時代”縁側”に座ったことがない人も多いだろう…ということで、縁側初心者として団体メンバーに縁側のイメージを出してもらったところ猫、涼しげ、夏、陽射し…などなど。では成瀬さんのイメージは?
「四季を感じやすい場所ですね。部屋じゃないから、決まった誰かの場所じゃない。だからこそ交流の場になる。誰もがそこにいられる、家の中で一番いい場所ですね」
縁側について深く知った今でも、縁側のイメージは変わりませんか?
「変わらないかな。やっぱりいいな、って確認したかんじです。縁側に座っているだけで落ち着きます。木だから、疲れを吸い取ってくれる気がするというか。プラスにするわけではないけれど、マイナスをゼロに、リセットされる感じです」
縁側なびとして、成瀬夏実個人としてやりたいこと
「縁側のある古民家で結婚式をあげます!そこで縁側で家族写真をとるのが個人としてまずやりたいことです。縁側なびとしては4月に料理教室、夏にヨガをやったから次は忍者教室をやりたい。縁側のある場所で忍者を呼んで、ついでに”縁側っていいな”って思ってほしい」
2020年東京オリンピックで縁側をアピールしようと考えていますか?
「もちろん考えてます。海外の人も日本人も、日本文化を見直すいい機会。縁側ツアーをしたい」
お寺や神社はもう行った!という海外の人や古き良き日本を知りたいという日本人にはぴったりですね。通な日本の楽しみ方、縁側……風情があります。
縁側女子!ブームは確実に始まっている……!!
「縁側に全く興味なかった友達が、突然lineで「縁側っていいね」って自分で撮った写真を送ってくれたんです。すっごく嬉しかった!」
実は実家と祖母の家に縁側があるわたしは、縁側は家で一番好きな場所。インタビューしに行ったというのに成瀬さんに縁側への熱い想いをぶつけてしまいました。アツい討論を交わした結果なんと!縁側女子の称号をいただいきました!嬉しい!
しかし都内に住んでいると、縁側ってなかなか体験できないもの……そこで縁側ナビゲーター成瀬さんにおすすめの縁側を教えていただきました!
「代官山の旧朝倉家住宅はアクセスもよくて穴場。都会なのに縁側から素敵な庭を眺められます」
本当に素敵なお庭!代官山にこんなところがあったなんてびっくりです。
成瀬さんいわく、もともと政治家の邸宅を地域が買い取って開放しているところが多く、入場料数百円でずっといられるところが大半なんだとか。ボランティアの人に中を紹介してもらったり……おもしろそう!
成瀬さんおすすめの”都内にある素敵な縁側”詳しくはこちらから
http://yadokari.net/engawa/13272/
オリンピックに向けて確実にはじまっている日本文化ブーム。みなさんもこの機会に、”縁側体験”してみては?
ライター名:AYAKA