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意外と知らない?パラリンピックの歴史

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東京オリンピック開催まであと5年ですね!最近ではオリンピックのエンブレムが完成したということで、いろんな意味で話題になっていますね。

 

ところでオリンピックはオリンピックとして注目されることが多く、パラリンピックにあまり目を向けられないことが多いことは少し残念です。

 

そこで今回はパラリンピックの始まりについて書きたいと思います。

 

これまでの歴史

パラリンピックはもともと、1948年に戦争で負傷した兵士のリハビリテーションとして行われたのが始まりでした。これをイギリスのストーク・マンデビル病院で行われたので、ストーク・マンデビル競技大会と呼ばれました。そして毎年開催し続けられ、1952年には国際ストーク・マンデビル競技大会という国際大会になりました。この時の参加国はイギリスとオランダだけでした。

 

1960年にはこの年のオリンピックの開催地であったローマで行われました。これを現在の第1回パラリンピックと言われています。

 

そして次のオリンピック開催だった東京では全部で2部構成になり、1部が国際ストーク・マンデビル競技大会、2部が日本人選手だけの国内大会として行われた。現在これらの大会も合わせてパラリンピック東京大会と呼ばれました。

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しかし東京大会以降は定着せず、次に行われたのは1972年のハイデルベルグ大会でした。

 

1988年のソウルオリンピックの時に正式にパラリンピックという名前になりました。そしてこの時初めてIOCが初めてこの大会に関わることになりました。

そして翌年にはIPCがドイツのボンに設立されました。

 

2000年のシドニーオリンピックで初めてIOCとIPCの間に協定が結ばれ、オリンピックに続いてパラリンピックを行うことと、IPCからのIOC委員を選出すること。これらのことが両者間で約束され、オリンピック開催都市でのパラリンピック開催は正式に義務化されました。

 

パラリンピックはオリンピックと比べると、歴史の浅い大会になりますが、2000年を節目に活発の一途をたどっています。

 

そして、2020年。東京でオリンピックが開催されます。これに合わせて日本は今年の10月1日にスポーツ庁を文部科学省に設置する予定です。この設置の目的の一つに身体障害者スポーツの活発化も含まれています。つまりパラリンピックにも力を入れるということです。これをきっかけにさらに障害者スポーツが発展していければと願っています。

 

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ライター名:村山郁仁