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参加型オリンピック計画 〜ネットワーク型開会式〜
2020年にオリンピックが東京で開催されます。
4年に1度開催されるオリンピック。
ましてや東京で開催されるオリンピックは51年振りです。
そう簡単に東京で開催されるものではありません!
せっかく東京でやるのだから、観戦だけでなく、出来れば実際に参加してみたいと思う方は多いのではないかと思います。
そこでそのような願いを叶えてくれであろう、「参加型オリンピック」の在り方について、今後4回に分けて皆様にご紹介していこうと思います。
記念すべき第一回目は「ネットワーク型開会式」です。
これまでの開会式
・1964年「東京オリンピック」
・2004年「アテネオリンピック」
・2008年「北京オリンピック」
・2012年「ロンドンオリンピック」
このように開会式はメインスタジアムで花火を打ち上げたり、ダンスパフォーマンスなどで盛大に行います。
では、皆さんが参加できる開会式とは一体どのようなものなのでしょうか?
誰もが参加できるネットワーク型開会式
開会式がメインスタジアムで行われていたら、チケットを持った人と選手しか参加することができません。
それでは参加できる人が限られてしまいますよね!
開会式には、それぞれの物語があると思います。
ならば、その物語をシーンごとに分けてメインスタジアムとは別の場所で行うことで誰もが参加できる開会式になるのではないかと思います。
例えば、開会式が20シーンで構成されているとします。
20カ所に来た人が参加できるデジタルアート空間とカメラを設置して、時間軸に合わせてカメラを切り替えます。
それをつなぎあわせることで、バラバラで撮影されてものが一つになり、一種のオープニングの演出が可能になるのです。
実際に、前回のロンドンオリンピックでも、前撮りの映像が使用されていました。
驚きですよね!!!
つまり、東京各所に設置されたデジタルアート空間を中継でつないで、スタジアムにいる人は巨大なパブリックビューイングで多くの観客とともに、つながり紡がれる物語を体験することができるのです!
それを可能にするためには、各所に設置されたデジタルアートに仕掛けが必要です。
例えば、日本の歴史や文化を、立体絵巻のような形で連続的に並べて表現させるのです。
その場を訪れた人は、歩きながらアート空間としてとして楽しむことができます。
そして、開会式ではレール付きのカメラが疾走するようにホログラムを撮影するのです。
そうすることで、日本の歴史や文化が現在に至るまでの変遷を伝えるシーンが完成します。
この技術を使えば開会式に参加することが可能になると思います。
もっと詳しくご説明します。
あなたが開会式に参加できる!?
開会式のシーンを23に分けて、東京23区で行うことにします。
開会式当日にその東京23区のホログラムが撮影される瞬間にその場所にいるとします。
そしたらオープニング映像の中に入ることでき、あなた自身がオリンピックの開会式そのものに参加できるかもしれないのです。
もし参加できたとしたら、わくわくがとまらないし、自慢しますよね!
そう、この技術を使えば、東京オリンピックではあなたが開会式に参加できるかもしれませんよ!
では、次回は「参加型オリンピック 〜デジタル聖火リレー〜」についてお話しします。
お楽しみに!!!
画像引用公益財団法人 日本オリンピック委員会
http://techable.jp/archives/22210
参考文献「東京2020 オルタナティブ オリンピック・プロジェクト」
ライター名:JAPAN PLUS+